9月29日(金)　朝一番で入院

前日から（一人暮らし中の）長男も帰宅し、主人、長男、次男とみんなでついてきてくれる。

病室で荷物を片付けていると、実家（九州）に住んでいる妹が！「サプライズで来ちゃった」と。

病棟の使い方の説明、明日の手術準備についての説明を受け、

さらに麻酔科の説明を聞きに行き、心配していたことを質問する。

Q) これまで4回、全身麻酔での手術を受けたことがあるが、後半の2回は麻酔から覚めて吐いて吐いて辛かった。少しでも楽にならないか？

A) 1.女性で、2.喫煙習慣がなく、3.乗り物酔いしやすく、4.これまで全身麻酔後に嘔吐したことがある、ということになると、4/4の確率で今回も嘔吐すると思ってください。

と絶望的な説明を受ける。

が、その後、実際に私の手術を担当してくれる麻酔医の先生が「〇〇という薬を使うと吐き気が出にくいと言われていますので、使ってみますね。」と言ってくれる。

9月30日(土)　朝8:30より手術

朝早くから主人と長男次男、そして妹が来てくれる。

私が目が覚めたのはお昼頃？(^^;

全く傷の痛みもなく、吐き気もなくとてもいい感じ。

後に、術後説明を聞いた家族から、「手術中に鼻から胃液を抜くという処置をしてくれたんだってよ。胃に胃液が残っているから吐き気がするんじゃないかと考えてくれたらしい」と説明を受け、感謝感激。

術後一日はベッド上安静で絶飲食。

足には手術後の血栓塞栓予防の為にエアマッサージ器のような物がついて、膀胱には尿カテーテルが入っていて、さらに腕には手術前に入れた点滴がまだ続いている。胸の状態は不明だが、脇の下からドレーンが出ているらしい。全身麻酔の影響か、うつらうつらとして翌朝まで過ごす。思ったより空腹感もなく、全く傷も痛くない。

主人は少し早めに帰り、洗濯をしてくれるそう。長男は、「今日のうちに週末の買い物を済まそうかな」と午後に帰る。次男と妹が夜までいてくれた。

10月1日(日)　術後1日目

朝、ベッドの角度を変えて身体を起こしてもらい、水を飲む。この時点で、まず足のマッサージ機のようなものが取れる。10時頃に看護師さんに付き添ってもらい歩行練習。立って歩いても貧血にならないことを確認して尿カテーテルも外してもらう。

昼からやっと食事にありつける。

いきなり普通食。スパゲティミートソース。え～っ、と思いつつも美味しくいただく。^_^;

午前中から妹が顔を出してくれて、自宅に戻る飛行機の時間があるので昼前に病院を出る。

13時の面会時間に合わせて主人と長男が来てくれる。

16時頃、最後の点滴が終わったので点滴が外れる。

16時過ぎに次男がもろもろの用事を済ませて来てくれたので、交代に主人が帰宅。

10月2日(月)　術後2日目

傷を圧迫していたガーゼなどが取れ、傷を初めて目にする。

ちょっとブルーな気分になったが、午前中に看護師さんから髪を洗ってもらい少し気分が晴れる。

体力回復のための歩行を始める。

看護師さんに「1日寝込むと体力が30%落ちます。あなたは1日半安静にしていたので体力は半分に落ちています。少しずつ戻していきましょうね。」と言われる。

病棟の廊下（全長65mらしい）を5往復したところで息が上がり休憩。午後、追加で5往復。

夕方18時半ころ、主人が会社から駆けつけてくれ、さらに45分頃次男が会社帰りに寄ってくれる。

10月3日(火)　術後3日目

歩行訓練を順調に進める。

午前中に病棟の廊下を10往復。

午後にさらに10往復を2回。

合わせて30往復！

担当医の先生が「傷から出ている液体を見る限り、もうドレーン抜くことができるんだけど、ドレーンが抜けたら次の日が退院になるの。いつ退院したい？」と聞いてくれる。

私「主人は土曜日のお迎えがありがたいと言ってます。」

先生「土曜日か…遠いねぇ。で、あなたは？」

私「早く帰りたい。」

先生「だよね。じゃぁ、明日ドレーン抜いて明後日退院でどうかって、ご主人に聞いてみて」

夕方、また主人が顔を出してくれ、木曜日退院についてOKをもらう。

10月4日(水)　術後4日目

午前中にドレーンを抜いてもらう。

これで、身体には何もついていない状態になる。

歩行訓練は午前中に10往復。

午後5往復と、少しの休憩をはさんで15往復！

体力も順調に回復しているよう。

入院前に購入しておいたブラをはめてみる。

「えっ、ブラってこんなに苦しかったっけ？」 と思うくらい苦しく、院内にある医療材料売店でもっと柔らかいブラを購入、着用。（ブラの一覧はこちら）

夕方、主人が顔を出してくれて、翌日の打ち合わせ。

10月5日(木)　退院

起床時間以降、荷物を片付け、朝食を食べて退院。

退院手続き後に洗い替え用のブラを医療材料売店であと2枚購入して帰途へ。

帰りに服屋に寄ってもらい、襟のついたブラウスを何枚か購入。

乳房がなくなっただけではなく、鎖骨と傷の間に腫れがあったりするので、胸の開いた服は着れないし、襟のある服の方が安心だと思って。

帰宅後、「やっぱり自宅はいいねぇ。」とお昼寝。^_^;

→ 退院後の生活