告知シーンってドラマとかで見たことがあるよね。「ご家族を呼んでください。」みたいに言われて「ガンでした。ご本人には伝えますか?」みたいなシーンがあって、家族に見守られながら病名やこれからの治療計画が告げられる…ってシーン。
でも、私の場合、全くそんな重い空気ではなく、とてもあっさりと、本人にも何が何だかわからないうちに話が進んでいく感じでした。
以下、先生から聞いた話をそのまま書いてみます。
(記憶違いがあるかもしれませんが…)
今回の検査の結果ね、ちょっとよくなかったんだ。
(紙を見せながら)
ここが良性、ここが中間、ここが悪性。中間に〇が2つ、悪性に3つついているので、一応、悪性と診断されました。乳がんではないの。肉腫ね。
チャッチャと検査をして、早くとってしまった方がいいと思います。
今後は絶対に大学病院に通ってほしいんだけど、ここから近いのはM大学病院よね…。
う~ん、でも、今から初診から始めていると時間かかっちゃうから、ちょっと遠くて申し訳ないけど私の病院に来てくれる?K大学病院。
(いきなり電話をかけ始め)
今、うちが抑えている手術枠、どこが空いてる?じゃぁ、そこを抑えておいてくれる?
まだ検査をしてみないと分からないけど、一応、手術室を押さえました。9月30日(土)、大丈夫?
私が大学病院に戻って、検査の日程を押さえておくけど、一度、大学病院の外来を受診してほしいんだ。6日(水)は大丈夫?
じゃぁ、朝一番で外来受診してもらって、その後、検査ね。うちの病院でもマンモとエコーを受けてもらわなくちゃいけないのと、全身麻酔の為の肺や心臓の検査…。それと全身のPET。
6日だけでは時間が足りないから9日(土)も検査受けに来てね。
うちの病院、MRIがすごく混んでて、すぐには受けられないから、MRIだけ別の病院に受けに行ってくれる?
(電話をするよう看護師さんに指示するも、「やっぱり私が出る!」とMRI検査の予約を押し込んでくれる)今日は大丈夫?
じゃぁ、これから東京八重洲にある病院でMRI検査を受けてきてね。
PET検査については、予約が取れるかどうか定かではないので、結果を私から電話するわ。携帯の電話番号を教えて。火曜日の夜、電話するわね。